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「息む」ときに気をつけることは

「息む」を辞書で引くと、「息を込めて腹に力をいれる。いきばる。」と書かれています。

今回、私が「息む」を取り上げたのは、『皆さんが「息む」とき、どのように息んでいるのだろう。』と思ったからです。これは非常に重要です。

その理由です。皆さんが腹に力をいれて「息む」ときは、息を止めているのか、それとも息を吐きながらの動作なのかです。この二つの状況下では、身体への負担が大きく違ってきます。 例えば、便秘がちでなかなか出ない場合です。トイレで下腹に力をいれ息を止めて「息む」人、それとも息を吐きながら「息む」人、この違いです。 特に、高齢者で血圧の高い人は気をつけてください。息を止めて「息む」とさらに血圧が上昇して、寒い時期は脳溢血などで倒れることがあります。 便秘がちな人は、日頃から息を吐きながら「息む」という習慣づけがいいでしょう。脳や心臓への負担が軽減されます。その時に、声を出しながら「息む」と大腸が弛緩して、便秘も解消しやすくなります。出産を控えている妊婦さんも同じです。出産時は下腹に力をいれ、息を止めないで、息を吐きながら「息む」ようにします。

また、 お年寄りが初動作のときに、「どっこいしょ」と言う掛け声も、理に適っています。 息を止めて立ち上がるよりも、「どっこいしょ」と言いながら立ち上がるほうが(身体への負担が減り)自然で楽なのです。 この息を吐きながらの動作は、呼吸法と同じです。そして、これは何事(習い事の所作)にも通じますから、実践してください。スポーツも同じです。息を吐きながらの動作は身体への負担が少なく、自分が思う以上のパワーを秘めていることにも気づかれるでしょう。

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