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因果応報

臨床の場でクライアントさんとの会話の中に、「はい、わかりました」という返事が多くあります。その返事のトーンの響きで、どれだけ理解を深めているのかが読み取れることがあります。たとえば、「この人、また同じことを繰り返すなぁ」という感じです。人間は同じことを繰り返しながら成長していくのですが、真の理解に結びつくまでには相当の時間が必要に思います。人間は早々に変わらないという事実です。理解が早ければ、とっくに利害関係のない世界が展開しているはずなのですが、残念ながら人類は未だに同じ繰り返しをしています。これも地球という場所を提供された、惑星の宿命なのでしょう。

さて、いじめや差別などで人権擁護をするのもいいのですが、不当な扱いをする側にも、逆に受ける側にも、双方に因果関係があります。これを説明できないと、揉め事は解決しません。揉め事の解決には、どうしても現世だけでは無理が生じます。その人の前世、いつの世か分かりませんが、相手に惨いことをすれば、その仕返しがいつの世かに自分に降りかかってきます。この法則を理解できない限り、現世だけを見ていては揉め事の解決にはいたりません。

たとえば、現世でいじめや差別を受けている側の自分がいるとします。しかし前世では、自分が不当ないじめや差別を誰かにしていた可能性があるのです。これを証明するのは難しいですが、そういうことが法則としてあると知れば、お互いに現世では同じ過ちを繰り返さないはずです。そして、お互いに分かち合えれば良い関係を築くこともできるでしょう。コロナ禍の世の中を見ていると、今もって「目には目、歯には歯」という報復の世界が展開しています。早くこの世界を脱したいものです。

 

【追記】 新型コロナワクチンの接種に関して迷っている人もいると思いますが、「みんなが打っているから、私も打とう」というような曖昧な気持ちで打たないことです。たとえ副反応で死んでも、国からの補償はほとんど期待できません(8月現在、接種後に千人以上の方が亡くなられているという報告がありました。しかし、国はその因果関係を認めていません)。接種にあたり、その「必要性」「有効性」「安全性」の3つの要素を検討した上で選択すべきだと思います。新型コロナウイルス対策としては、感染防止するのではなく、むしろ積極的にウイルスに自分をさらし、ウイルスをもらって風邪をひいてしまう。それによって免疫システムが刺激され、未知の病原体に対する※交差免疫ができ、身体の抵抗力が強化されるという考え方があります。それから、コロナ感染の対応も重要ですが、感染者より感染していない人の方が多いのですから、感染していない人の体質や生活習慣などをもっと深く調査し、報告してほしいものです。

※過去に感染した旧型コロナウイルスに対する免疫が、新型コロナウイルスに対しても有効に働くというようなこと。

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